高田馬場天窓にてライブ。
ここ数週間、毎日のように微熱に悩まされていたのだが、一昨日くらいからようやく復活。
要は気の持ちようか。
ライブハウスへ出向く足取りの、なんて軽いことか。
駅へ向かう道を半分くらい行った所、運河のたもとで腰を下ろしタバコを一服。今にも泣き出しそうな空を、ぼぅっと眺めながら、湧き上がってきたヤル気を確認して、いざ、出陣。
戦わない強さの、なんて心地よいことか。
そんなテンションも相まって、いつも以上に肩の力の抜けた演奏に自分自身もびっくり。
大事なことを言う時ってのは、案外独り言みたいな言い草で充分なんだな、と。
焦るのではなく、時間よりもちょっとだけ早く歩いてみるということ。
騒ぐのではなく、平熱よりもちょっとだけ高い体温で誰かの手を握ると言うこと。
答えはいつも、潮の満ち干きに。
突然の雨の中に。
とうとうと、コンクリートを削り続ける海流に。
肌寒い夜に。
エネルギーの出所なんか、どこだっていいじゃないか。
なんとなく気分がいい、そんな瞬間を信じることこそ大事なのだ。
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