自分じゃなかったことに感謝をするのが人間で、なぜ自分には・・・と嘆くのも人間で、欠如した想像力は自分の人生と他人の人生を都合よく切り離したり重ね合わせたりを繰り返して、まるで幼稚な紙粘土細工みたい。
いじくり回しているうちにそのうち乾いて固まって、自分が見えなくなる。
思いやりとか優しさとか、いちいち定義する暇があったらなぁ、想像しろよ、と。
思いをめぐらせて、目の前の人の抱えてるバックボーンとか欲求とか苦しみとか企みとか。
与えたり受け取ったり、そういうんじゃなくて、ほんとシンプルな言い方をすれば「めぐらせること」に生命の目的はあるんじゃないかと。
おれはそう思う。
おれの不愉快は、難しい。我ながら、難しい。
なんだろう、この気持ち。
書いていても言葉にしても、自分で何が気に食わないのかぜんぜん分からないんだよな、正直。
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