とある人達と、真夜中の浅草で出会った。
再び、というか、始めまして、というか。
なんだろう、この不思議な感覚。
何かの反動みたいに、唐突に弾け飛ぶような楽しい夜。
退屈は、いつだってこんな夜のための伏線に過ぎないのだ。
浅草の夜空が意外なほど綺麗で、そりゃぁもう、うっとりするのなんのって。
こんな夜には、ラムコークの一杯ぐらい煽ってみてもいいじゃない。
夜明けに思ったことを。
無敵、ってのは、強いことを言うのではないなぁ、と。
もしかしたら、究極に優しいヤツのことを差す言葉ではないか、と。
だって、優しいヤツは、追われもしなければ襲われもしない。
立ちはだかる何かを体よくあしらって、ほら、敵などハナから誰もいないじゃないか、と。
そうだ浅草の旅人たちは、おそらく無敵。
良い夜をありがとう。
あなたたちの優しさを、妙に引きずってしまっているおれです。
会いたい人には会いたいときに会っておくのが、人生を旨く味わうコツなんだなぁ。
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