愛用しているジッポーの火付きが悪い。
異常に悪い。
着火用の紐を引っ張ってみても、オイルをだっくだくに入れてみても、どうにも火付きが悪い。
このままじゃ石が無くなっちゃうよぅ。。
で、ひとつ結論を導き出したのだが、たぶんおれの親指辺りから、恐ろしく不燃性の脂分が分泌されているのではなかろうか、と。
なんかもうそれしか考えられないくらい悪い。火付きが。
まぁそんなことはどうでもいいとして。
先日、自転車のライトを盗まれたのである。
LEDの安いヤツなのだが、無ければ無いで夜道がなんとも不安だったりする。
1200円くらいの後付の安いヤツなんだけどな。
心無い、誰かの悪意を感じ取るにはあまりにも安すぎる。
たったの1200円で他人の悪意を痛いほど想像してしまうおれは、相変わらず弱っちい人間なのだなぁ、と夜道をしゃーこしゃーこと走りながらポツリ。
いつもそうだ。
盗む、って行為は、動機が何であれ悲しすぎる。
他人が持っているものを羨ましい、と感じた瞬間に、もしかしたら得体の知れない何かこう、「悲しみの素」みたいなものが心の中にぽつん、と生まれるのだろう。
おぉ、なんかいい曲が作れそうな気がしてきた。
生活の中で不意に起こるこういうアクシデントの中にこそ、人間が普段口にすることの無いような真実が隠されているのだろうなぁ。
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