珍しく、詩だけを書き貯めている。
おれが曲を作るときは、大体メロディがもう頭の中にあって、それから街や運河を歩いたりして詩の素材をぶちぶちピックアップしていくというのがおおまかな流れなんだが、ここ2,3日はそれがどうやら逆転していて、とにかく詩を詩のままに書いていくのが楽しくて仕方が無い。
詩を最初に書くと、どうしても唄そのものの内容が散文的になってしまって焦点が定まらない事が多いのだが、今のところそういう負の流れはまるでなく、詩そのものがそこに生まれるという感じ。
要は、切れ味が増している、というか。
鬱、というのは不思議だ。
おれにとって、この病に限っては「克服する」というような感覚がまるで無い。
心の中に、それがあるんだから仕方ないなぁ、という思いのほうが強い。
果たしてそれが良いか悪いかは知ったことじゃない。
もがいている時にこそ、良いものが生まれてくるような、そんな予感が確かにあるのだ。
治ったら治ったで、それはとても楽な事なんだろうけれど、でももし、この病気とサヨナラすると同時に今のような予感ともサヨナラしなきゃならないとしたら、それはおれにとってとても不幸で残念な事かもしれない。
なぁんて、そんな希望を語れる自分は、もうすでに病気を撃退してしまったのではないか、と思ったりもする。
パニックに関してはまだまだ油断できない状態にあるけれど、いろいろと意欲が増してきているのは紛れも無い事実なのだ。
治ったか治らないか、とか、なんの病気なのか、とか、重要なのはそんなことではなく、今、その時に、一体自分が何を生み出せているのか・・・そういうことこそ大事な気がするのだ。
いやぁ、しかしながら薬の数はなるべく早く減らしたいなぁ。
正直身体が辛いんだもの。
みなさん、Yo-Hendrixはまだまだしぶとく生きる気満々ですので。よろしく。
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