個人的な見解を述べさせていただくなら、「尻の穴がかゆい」という表現は、極めて見当違いな表現であると思う。
尻の穴。
それは穴であり、空間であり、加えて言うならば、穴と言うものそれ自体が人間世界での虚無そのものを表す言葉なのだ。
そう、尻の穴とは虚無なのだ。
それは、ドーナツの穴が美味い、と言ってしまう滑稽さに似てはいないか。
虚無と言う、いわば空しく何もないということに「かゆい」や「美味い」などという生物的な表現を使うと言うことは、言ってしまえば神の気持ちを代弁するくらいのおこがましさがあるではないか。
それを踏まえて言うならば、「尻の穴」が「かゆい」ことなどあるはずがないのだ。
今までも、これからも、いや、永遠に尻の穴がかゆくなることなど決してないのだ。
おれは独りになっても、声を高らかに言い続けるだろう。
おれは尻の穴がかゆいのではなく
肛門がかゆいのだ、と。
ということで、次のライブ。
2月25日(木)
渋谷ウェステッドタイムにて。
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